Amazon RDS for Oracleの制約

    Amazon RDS for Oracleの制約


    記事の要約

    Amazon RDS for Oracleには、以下の制約があります。

    ※ID管理が〇になっている項目は、ID管理の機能の制約になります。ログが〇になっている項目は、アクセスログ管理のログ自動収集機能、または、ログ自動収集機能で収集したアクセスログ(ログインログ・ログアウトログ・suログ・ログイン失敗ログ)で出力するレポートの制約になります。

    No

    制約

    制約機能

    ID

    ログ

    1

    Amazon RDS for Oracleのアカウントは、iDoperationと同期できません。非同期での管理となります。貸出対象のアカウントは、手動で登録し、パスワードを設定してください。

    -

    2

    Amazon RDS for Oracleの監査ログはリアルタイムでは出力されないため、iDoperationのログ収集タイミングで、ログ出力が10分遅れるとそのログは収集されません。
    Amazon RDS for Oracleの監査ログ出力は、実測した結果、約5分の遅延を確認しています。そのためiDoperationでは、遅延したログを収集できるように、収集時刻から10分前までのログを収集しているため、それ以上遅延した場合は収集されません。

    -

    3

    Amazon RDS for Oracleの監査ログでは、SYSDBA、SYSOPER権限でアクセスした場合、Amazon RDS for Oracleの監査ログにログアウト情報とアクセス元IPアドレスが含まれません。
    そのため、特権IDの利用点検レポート、および、アクセス履歴レポートでは、ログアウト日時は"ログアウト情報なし"と表示され、アクセス元IP アドレスは空欄になります。

    -

    4

    Amazon RDS for Oracleの監査ログでは、SYSDBA、SYSOPER権限でOracleデータベースにOS認証のアクセスした場合は、アカウントが"/(半角スラッシュ)"で出力されます。
    そのため、特権IDの利用点検レポート、および、アクセス履歴レポートでも同様に、SYSDBA、SYSOPER権限でOracleデータベースにOS認証のアクセスした場合は、アカウントが"/(半角スラッシュ)"で出力されます。

    -

    5

    Amazon RDS for Oracleの内部処理で「RDSADMIN」ユーザの大量アクセスが行われます。
    その場合、大量のアクセス情報が特権IDの利用点検レポート、および、アクセス履歴レポートに出力されます。
    その場合は、必要に応じて「RDSADMIN」ユーザのアクセスがレポートに表示されないように、除外する必要があります。

    -

    6

    Amazon RDS for Oracleのログイン失敗ログには、失敗理由がリターンコードで出力されます。
    ログイン失敗履歴レポートにはリターンコードから失敗理由を判別した結果のメッセージが表示されます。判別結果のメッセージは下記6種類です。

    • パスワード誤り(return code=%s)
    • アカウント誤り (return code=%s)
    • アカウントもしくはパスワード誤り(return code=%s)
    • ロックされたアカウント(return code=%s)
    • ログイン権限なし(return code=%s)
    • その他の理由(return code=%s)

    ※「%s」の箇所は、ログに出力されたリターンコードが表示されます。

    -

    7

    Amazon RDS for Oracleのログイン失敗ログは、SYSDBA、SYSOPER の権限がないアカウントでSYSDBA、SYSOPER 権限のログインをしようとした場合、「アカウントもしくはパスワード誤り」のリターンコードでログが出力されます。
    そのため、ログイン失敗履歴レポートの失敗理由には、「ログイン権限なし(return code=%s)」ではなく、「アカウントもしくはパスワード誤り (return code=%s)」で表示されます。

    -

    8

    ログファイルの保存期間(Amazon RDS for Oracleの、デフォルトは7日間)が存在します。
    ログ収集を保存期間以上停止していた場合は、アクセスログの欠損が発生する可能性があります。
    その場合、特権IDの利用点検レポートで、「未ログアウト」「申請あり未利用」と出力される可能性があります。

    -

    9

    インスタンスにリードレプリカを作成している場合は、プライマリのみが管理対象となます。レプリカへのID 管理操作やログ収集はできません。

    -

    10ターゲット登録、またはログ収集履歴初期化を行った場合、iDoperationサーバのタイムゾーンで、ログ収集開始日の00:00:00から00:10:00の間に実行されたログ収集が失敗することがあります。
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