AWS Management Console (IAM)の制約

    AWS Management Console (IAM)の制約


    記事の要約

    AWS Management Console (IAM)には、以下の制約があります。

    ※ID管理が〇になっている項目は、ID管理の機能の制約になります。ログが〇になっている項目は、アクセスログ管理のログ自動収集機能、または、ログ自動収集機能で収集したアクセスログ(ログインログ・ログアウトログ・suログ・ログイン失敗ログ)で出力するレポートの制約になります。

    No

    制約

    制約機能

    ID

    ログ

    1

    AWS側でリージョンが無効に設定されている場合は、そのリージョンのログを収集しません。

    -

    2

    特定のリージョンに接続出来ない場合は、他のリージョンからもログは取得されません。
    そのため、もしもメンテナンス等で接続出来ないリージョンがある場合は、その間ログ収集はされません。
    接続出来るようになってから、その間のログも含めログ収集されるようになります。

    -

    3

    AWS Management Console (IAM)のログには、ログアウト情報が含まれません。
    そのため、特権IDの利用点検レポート、および、アクセス履歴レポートでは、ログアウト時間は"ログアウト情報なし"と表示されます。

    -

    4

    AWS Management Console (IAM)の仕様により、ログは最大15分間取得する事が出来ません。
    そのため、ログ収集時刻から15分前までのログは、レポートに反映されません。

    -

    5

    iDoperationはAWS Management Console (IAM)のターゲットをIPアドレスではなく、AWSアカウントIDで識別します。
    そのため、レポートのターゲットIPアドレスの項目は、AWSアカウントIDが表示されます。

    -

    6

    ルートアカウントはID管理出来ません。

    -

    7

    AWS Management Console (IAM)の仕様により、下記の場合にログイン失敗のログは出力されません。そのため、ログイン失敗履歴レポートにそのログイン失敗は表示されません。

    • アカウント誤り(存在しないアカウントへのログイン)でのログイン失敗
    • ルートアカウントでのログイン失敗

    -

    8

    AWS Management Console (IAM)のログイン失敗ログには、ログインの失敗理由が含まれません。
    そのため、ログイン失敗履歴レポートでは、ログインの失敗理由は表示されません。

    -

    9

    AWS Management Console (IAM)ターゲットに「AWSアカウントエイリアス」を登録している場合、通常レポートで「AWSアカウントエイリアス」がターゲットのIPアドレス/ホスト名の項目に出力されますが、特権IDの利用点検レポートとアクセス履歴レポートでスイッチロールのアクセスについては、「AWSアカウントエイリアス」ではなく「AWSアカウントID」が出力されます。
    ターゲット管理で「AWSアカウントエイリアス」を登録せずに「AWSアカウントID」のみを登録することで、出力される内容を「AWSアカウントID」に統一することができます。

    -

    10ターゲット登録、またはログ収集履歴初期化を行った場合、iDoperationサーバのタイムゾーンで、ログ収集開始日の00:00:00から00:15:00の間に実行されたログ収集が失敗することがあります。
    -