AWS Managed Microsoft ADの制約

    AWS Managed Microsoft ADの制約


    記事の要約

    AWS Managed Microsoft ADには、以下の制約があります。

    ※ID管理が〇になっている項目は、ID管理の機能の制約になります。ログが〇になっている項目は、アクセスログ管理のログ自動収集機能、または、ログ自動収集機能で収集したアクセスログ(ログインログ・ログアウトログ・suログ・ログイン失敗ログ)で出力するレポートの制約になります。

    No

    制約

    対象機能

    ID

    ログ

    1

    取得可能なリソース情報は以下の通りです。

    • 各OU 内のユーザ
    • Builtin コンテナ内のユーザ
    • Users コンテナ内のユーザ
    • Managed Service Accounts コンテナ内のユーザ

    -

    2

    OU名、アカウントグループ名に半角スラッシュ「/」が含まれている場合、そのOUやアカウントグループ名をアカウント追加時の所属OUや所属グループに利用することができません。
    そのため、ワンタイム特権ID貸出では半角スラッシュを含むOU名やアカウントグループ名は、下記で利用することができません。

    • 作成時の所属OU
    • アカウントグループ(主)
    • アカウントグループ(副)

    -

    3

    冗長化の際の衝突で作成される「オブジェクト名・CNF:<GUID>」は、同期されずにスキップします。

    -

    4

    iDoperationで利用出来ないパスワードがターゲットに設定されているアカウントは、iDoperationで利用出来るパスワードに変更する必要があります。

    -

    5

    アカウント数、アカウントグループ数が多い場合、アカウント同期処理が完了出来ない場合があります。
    ※アカウントの取得範囲を絞る事が可能です。

    -

    6

    AWS Managed Microsoft ADの仕様により、アカウントの主グループにはDomain Users以外を登録することはできません。

    -

    7

    下記の理由により「ユーザー ログオン名」と「ユーザー ログオン名 (Windows2000以前)」が同一であることを推奨します。

    • iDoperationでは、「ユーザー ログオン名 (Windows2000以前)」をアカウント名として管理しています。(※)そのため、「ユーザー ログオン名」をもとにiDoperaiton上でActive Directoryターゲットのアカウントの操作や管理をすることが困難となります。
    • 「ユーザー ログオン名」と「ユーザー ログオン名 (Windows2000以前)」ではログオン時に利用するフォーマットが異なるため、誤ったフォーマットでログオンを実行するとログオンに失敗します。
    • 「ユーザー ログオン名」をログオンで利用した場合でも、Windowsの仕様により「ユーザー ログオン名 (Windows2000以前)」のログオンとしてレポートに出力されます。そのため、ログオンで利用したアカウントをレポート上で確認することが困難となります。

    ※Administratorなどの一部のアカウントでは「ユーザー ログオン名」が設定されていない場合があります。iDoperationでは「ユーザー ログオン名」が設定されていないアカウントも管理対象とするために、「ユーザー ログオン名 (Windows2000以前)」をアカウント名として管理しています。