vCenter Server Applianceの制約

    vCenter Server Applianceの制約


    記事の要約

    vCenter Server Applianceには、以下の制約があります。

    ※ID管理が〇になっている項目は、ID管理の機能の制約になります。ログが〇になっている項目は、アクセスログ管理のログ自動収集機能、または、ログ自動収集機能で収集したアクセスログ(ログインログ・ログアウトログ・suログ・ログイン失敗ログ)で出力するレポートの制約になります。

    No
    制約
    制約機能
    ID
    ログ
    1

    管理出来るアカウントは、vCenter Server Applianceのドメインアカウントのみです。
    vCenter Server Applianceには、vCenter Server Applianceが動作しているOSアカウントでもアクセス出来ますが、そのアカウントは管理出来ません。


    -
    2

    vCenter Server Applianceのログインログには、ログアウトと紐づけるためのセッションキーとアクセス元IPアドレスとが含まれません。
    そのため、特権IDの利用点検レポート、および、アクセス履歴レポートでは、ログアウト日時は"ログアウト情報なし"と表示され、アクセス元IPアドレスは空欄になります。

    -

    3iDoperation から可能な操作は、「パスワード変更」のみです。ターゲット同期は実行出来ません。

    -
    4

    vCenter Server Applianceの仕様により、1度のアクセスで複数のアクセスログが出力される場合があります。
    その場合は、レポートに複数回のアクセスとして出力されます。

    -

    5

    1度のアクセスで複数のアクセスログが出力される(No.4の制約)ため、複数のアクセスログのうちオートログイン実行後の最初のアクセスログのみオートログインと突合します。
    それ以外のアクセスログについては、パスワード参照と同様に申請とアクセスログのみを突合し、レポートに出力します。

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    6

    vCenter Server Applianceのログオンのログは、ログオン後の操作ができるかどうかに関わらず、ログオン成功のログを出力することがあります。(※)その場合はiDoperationのレポート上でもログオンとして扱います。
    ※例えば、ログオンしたユーザーに、vCenter Serverシステムの操作権限がない場合です。

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