Googleの前提条件

    Googleの前提条件


    記事の要約

    Googleには、以下の前提条件があります。

    ※ID管理が〇になっている項目は、ID管理の機能の前提条件になります。ログが〇になっている項目は、アクセスログ管理のログ自動収集機能、または、ログ自動収集機能で収集したアクセスログ(ログインログ・ログアウトログ・suログ・ログイン失敗ログ)で出力するレポートの前提条件になります。

    No

    条件

    対象機能

    ID

    ログ

    1

    ターゲット接続情報の「管理者アカウント」に設定するGoogle ユーザは、Google Workspaceで下記いずれかのロールが割り当てられている必要があります。

    • 「特権管理者」のロール
    • 「ユーザー/更新/パスワードの再設定」と「セキュリティ/レポート」の権限が割り当てられたロール(※)

    ※「ユーザー/更新/パスワードの再設定」が必要な対象機能はIDです。この権限では、Google Workspaceの任意のロールを持つ特権アカウントのパスワード変更が行えません。そのアカウントのパスワード変更を行う場合は、「特権管理者」のロールを割り当ててください。
    ※「セキュリティ/レポート」が必要な対象機能はログです。

    2

    iDoperation 用にGoogle Cloudのプロジェクトを作成し、サービスアカウントを登録する必要があります。
    登録方法については『サービスアカウントの登録』を参照してください。

    サービスアカウントの登録

    iDoperationがGoogle Workspaceに接続するためには、各種操作が許可されたサービスアカウントが必要になります。
    Google Cloudのプロジェクトを作成し、サービスアカウントを登録する手順について説明します。
    2023年6月時点の画面で手順を記載しています。

    1.Google Cloud『https://console.cloud.google.com/』にログインします。

    2.ナビゲーション メニューで「IAMと管理」、「リソースの管理」の順にクリックします。

    3.「リソースの管理」画面の「プロジェクトを作成」をクリックします。

    4.「新しいプロジェクト」に下記を入力し、「作成」をクリックします。


    設定内容

    No

    項目

    設定値

    1

    プロジェクト名

    任意のプロジェクト名を設定します。

    2

    組織

    Google Workspaceに関連付けされた組織を選択します。

    3

    場所

    Google Workspaceに関連付けされた組織を選択します。

    5.プロジェクトの作成が完了すると、作成した新しいプロジェクトに移動できるようになります。以降はこの新しいプロジェクトで手順を実施します。

    6.ナビゲーション メニューで「APIとサービス」、「ライブラリ」の順にクリックします。

    7.「APIとサービスを検索」テキストボックスに「Admin SDK API」と入力し、検索結果にある「Admin SDK API」をクリックします。

    8.「Admin SDK API」の「有効にする」をクリックし、APIを有効にします。

    有効化が完了すると、自動で「Admin SDK API」の画面に遷移します。

    9.「認証情報」をクリックします。

    10.「認証情報を作成」、「サービスアカウント」をクリックします。

    11.「サービス アカウントの詳細」に下記を入力します。

    設定内容

    No

    項目

    設定値

    1

    サービスアカウント名

    任意のサービスアカウント名を設定します。

    2

    サービスアカウントID

    サービスアカウントのIDを設定します。(自動設定)

    3

    サービスアカウントの説明

    サービスアカウントの説明を設定します。(任意)

    12.「完了」をクリックします。

    サービスアカウントが作成されます。

    13.作成したサービスアカウントをクリックします。

    14.「一意のID」をメモします。

    ※以降の手順で、クライアントIDとして必要です。

    15.「キー」をクリックします。

    16.「鍵を追加」、「新しい鍵を作成」をクリックします。

    17.「キーのタイプ」で「JSON」を選択し、「作成」をクリックします。

    18.サービスアカウントの秘密鍵ファイルのダウロードダイアログが表示されます。任意のフォルダにダウンロードし、「閉じる」をクリックしてください。

    ※ダウンロードした秘密鍵ファイルは、 ターゲット登録時に接続情報として必要です。

    19.ナビゲーション メニューで「APIとサービス」、「OAuth 同意画面」の順にクリックします。

    20.「User Type」で「外部」を選択肢、「作成」をクリックします。

    21.「アプリ名」に任意のアプリ名を設定し、「ユーザーサポートメール」に任意のメールアドレスを選択します。

    22.「デベロッパーの連絡先情報」の「メールアドレス」に任意のメールアドレスを入力し、「保存して次へ」をクリックします。

    23.「②スコープ」で、「保存して次へ」をクリックします。


    24.「③テストユーザー」で「保存して次へ」をクリックします。

    25.「④概要」で「ダッシュボードに戻る」をクリックします。

    26.「アプリを公開」をクリックします。

    27.「確認」をクリックします。

    28.Google Admin『https://admin.google.com/』にログインします。

    29.メイン メニューで「セキュリティ」、「アクセスとデータ管理」、「APIの制御」の順にクリックします。

    30.「サードパーティ製アプリのアクセスを管理」をクリックします。

    31.「アプリを追加」、「OAuthアプリ名またはクライアントID」の順にクリックします。

    32.「OAuth アプリ名またはクライアントIDを検索」に手順14でメモした 「一意のID」を入力し、「検索」をクリックします。

    33.「選択」をクリックします。

    34.「OAuthクライアントID」のチェックボックスをオンにして「SELECT」をクリックします。

    35.「xxxx(すべてのユーザー)」を選択して「CONTINUE」をクリックします。

    36.「限定」を選択して「CONTINUE」をクリックします。

    37.「完了」をクリックします。

    アプリが追加されます。

    38.メイン メニューで「セキュリティ」、「アクセスとデータ管理」、「APIの制御」の順にクリックします。


    39.「ドメイン全体の委任を管理」をクリックします。


    40.「新しく追加」をクリックします。

    41.「新しいクライアントIDを追加」に下記を入力し、「承認」をクリックします。

    設定内容

    No

    項目

    設定値

    備考

    1

    クライアントID

    手順14でメモした「一意のID」を設定します。


    2

    OAuth スコープ
    (カンマ区切り)

    https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user

    ID管理を
    行う場合

    3

    OAuth スコープ
    (カンマ区切り)

    https://www.googleapis.com/auth/admin.reports.audit.readonly

    ログ収集を
    行う場合

    OAuthクライアントとスコープが追加されます。