プライベートネットワークからのiDoperation Cloud利用

    プライベートネットワークからのiDoperation Cloud利用


    記事の要約

    「iDoperation Cloud Private Access」(以下、Private Access)は、お客様のオンプレミス環境上の利用端末からiDoperation Cloudへのアクセスをインターネット経由から、プライベートネットワークでのアクセスを実現する機能です。

    Private Accessは以下の通信が対象です。

    • 利用端末のWebブラウザと、iDoperation Cloud間の通信 (PAM/EPM/SC)
    • 利用端末のSCエージェントと、iDoperation Cloud間の通信SC)

    前提条件

    • オンプレミス環境とのVPN接続』、『AWS環境との接続(VPCピアリング)』、『AWS環境との接続(AWS Transit Gateway)のいずれかの接続が実施されている必要があります。
    • Private Accessの対象となるiDoperation Cloudとの通信は、インターネットからのアクセスが出来なくなります。また、Private Accessからインターネットアクセスへの切り戻しも可能です。
    • ポート番号、Web Consoleに接続するときのURL( https://xxxx.idoperation.com および https://xxxx.idoperation.com/sc )は、インターネット接続から変更しません。 
    • 切り替え作業時に生じるiDoperationのサービス停止時間は、iDoperation Cloud サービス レベル アグリーメント(以下SLA)のサービス停止時間に含まれません。

    Private Accessへの切り替え

    インターネット接続からPrivate Accessへの切り替えの要望をテクニカルサポートに連絡ください。切り替え中にサービスが停止する期間があるので、事前に切り替え作業日時のスケジュールを調整します。また、テクニカルサポートからPrivate Accessに必要な『レコード情報』を連絡するので、お客様はお客様オンプレミス環境のDNSに設定を実施してください。

    Private Accessへの切り替え作業の実施者と流れ

    No実施者手順説明
    1お客様プライベートネットワークの利用要望を連絡お客様は、オンプレミス環境とiDoperation Cloud間でプライベートネットワーク化をしたい旨をサポート窓口へ連絡してください。
    この際に切り替え日時のスケジュールを調整します。
    2お客様
    切り替え日時のスケジュールを調整
    テクニカルサポートと切り替え日時のスケジュールを調整してください。
    3テクニカルサポートテクニカルサポートがお客様にレコード情報を連絡テクニカルサポートより、お客様のオンプレミス環境のDNSに設定し、レコード情報の設定値を連絡します。
    4テクニカルサポートiDoperationのネットワーク切り替えテクニカルサポートでiDoperationのネットワーク切り替えを実施します。
    サービス停止が開始します。
    5テクニカルサポートテクニカルサポートがお客様にネットワーク切り替え完了を連絡テクニカルサポートよりお客様へ切り替え完了の連絡をします。
    サービス停止しています。
    6お客様お客様オンプレミスのDNSにレコード情報を設定
    お客様は、お客様オンプレミス環境のDNSに、テクニカルサポートから連絡した『レコード情報』の設定値を追加してください。
    設定後、サービスが再開します。
    7お客様
    サービス再開の確認お客様は、Private AccessでiDoperationへ接続できることを確認してください。
    8お客様サービス再開の確認結果を連絡お客様よりテクニカルサポートへサービス再開の確認結果を連絡してください。


    レコード情報

    テクニカルサポートより以下の内容の設定値を連絡します。お客様オンプレミスのDNSに、設定を追加してください。

    No

    レコード

    タイプ

    TTL

    説明

    1

    テナントID.idoperation.com

    CNAME

    3600

    内部ALBのDNS名

    内部ALBのDNS名

    2

    auth.テナントID.idoperation.com

    CNAME

    3600

    Cognitoのエイリアスターゲット

    Cognitoのエイリアスターゲット

    3

    ALB証明書のCNAME名

    CNAME

    3600

    ALB証明書のCNAME値

    ALB証明書のCNAME値

    4

    Cognito証明書のCNAME名

    CNAME

    3600

    Cognito証明書のCNAME値

    Cognito証明書のCNAME値

    5

    rag.dn.テナントID.idoperation.com

    CNAME3600カスタムドメイン(RAG)のDNS名

    カスタムドメイン(ALB)のDNS名
    ※iDoperation RAGをご利用のお客様のみ、設定が必要です。

    6epm.dn.テナントID.idoperation.com CNAME3600カスタムドメイン(EPM)のDNS名

    カスタムドメイン(EPM)のDNS名
    ※iDoperation EPMをご利用のお客様のみ、設定が必要です。

    7カスタムドメイン証明書のCNAME名CNAME3600カスタムドメイン証明書のCNAME値

    カスタムドメイン証明書のCNAME値
    ※iDoperation RAG、またはiDoperation EPMをご利用のお客様のみ、設定が必要です。

    ※  緑文字の箇所は、お客様の環境により異なる値です。

    Private Accessからインターネット接続への切り戻し

    Private Accessを終了し、インターネット接続への切り戻しの要望をテクニカルサポートに連絡ください。切り戻し中にサービスが停止する期間があるので、切り戻し作業日時のスケジュールを調整します。

    Private Accessからインターネット接続への切り戻し作業の実施者と流れ

    No実施者手順説明
    1お客様プライベートネットワークの解除要望を連絡お客様は、プライベートネットワークの解除をしたい旨をサポート窓口へ連絡してください。
    2お客様
    切り戻し日時のスケジュールを調整
    テクニカルサポートと切り戻し日時のスケジュールを調整してください。
    3テクニカルサポートiDoperationのネットワーク切り替えテクニカルサポートで、iDoperationのネットワーク切り替えを実施します。
    サービス停止が開始します。
    4テクニカルサポートテクニカルサポートがお客様にネットワーク切り替え完了を連絡テクニカルサポートよりお客様へ切り替え完了の連絡をします。
    サービス停止しています。
    5お客様お客様オンプレミスのDNSのレコード情報を削除お客様は、お客様オンプレミス環境のDNSに、Private Accessで設定したレコード情報の設定値を削除してください。
    設定後、サービスが再開します。
    6お客様
    サービス再開の確認お客様は、インターネット接続でiDoperationへ接続できることを確認してください。
    7お客様サービス再開確認結果をテクニカルサポートへ連絡お客様よりテクニカルサポートへサービス確認の結果を連絡してください。