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ターゲット管理
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iDoperationの各機能を利用するためには、iDoperationに対象とするターゲットの登録を行う必要があります。
また、ワークフローでの貸出を行うためには、更に貸出対象のアカウントに対しての設定も必要です。
ここではそれぞれの内容について、設定が必要な項目とその内容について説明します。
ターゲット登録
iDoperationにターゲット情報を登録します。
ターゲットの登録時には以下の内容について検討し、決定する必要があります。
アカウント管理方式
登録するターゲットについて「アカウント情報を同期しiDoperationでの管理を行うか」、「アクセスログの収集を行うか」をそれぞれ選択します。
どちらの項目についても、iDoperationのターゲットとして管理対象になっている場合のみ、管理を行う事が出来ます。
iDoperationのターゲット対象については『対応ターゲット一覧』を参照してください。
ターゲット接続情報
iDoperationに登録を行う情報を検討し、決定する必要があります。
検討が必要な情報は以下の通りです。
No | 設定項目 | 概要 |
1 | ターゲット名 | 登録対象のターゲット名。 |
2 | 処理マネージャグループ | 登録対象のターゲットに対して操作を行うマネージャグループを決定します。 |
3 | 所属グループ | 登録対象のターゲットを所属させるターゲットグループを決定します。 |
4 | 申請専用グループ | 登録対象のターゲットを所属させる申請専用グループを決定します。 |
5 | 管理者アカウント/パスワード | 登録対象のターゲットに対して操作を行う時に使用するターゲット側のアカウントを決定します。 |
ターゲット側IPアドレス
iDoperationサーバとターゲットが異なるセグメントにある等の理由で、アクセス時のIPアドレスがSNATされる場合、iDoperation側で追加の設定を行う必要があります。(※)
該当する場合は、SNAT後のIPアドレスを確認してください。
Web Console画面から「点検設定」-「特権IDの利用点検」タブにある「点検除外」の「iDoperationのアクセスとするアクセス元IPアドレス」で確認したIPアドレスを設定します。
スケジュールの設定
iDoperationでは、アカウントの同期をしているターゲットに対しての操作を定期的に実行する機能があります。
実行可能な操作は以下の2つです。
パスワード一括変更
iDoperationからパスワード変更可能な設定としたすべてのアカウントに対して、パスワードの変更を行う機能です。
アカウント点検機能
実ターゲットのアカウント情報の取得を行い、iDoperation側のアカウント情報と比較を行う機能です。
この機能を使用する場合、実行契機などを事前に検討する必要があります。
検討が必要な情報は以下の通りです。
No | 設定項目 | 概要 |
1 | 実行条件 | スケジュールの実行契機を以下の中から決定します。
|
2 | タイムゾーン | スケジュールで指定するタイムゾーンを決定します。 |
3 | 間隔 | 実施を行う間隔を決定します。
|
4 | 曜日 | 実行条件が「週次」の時、スケジュールを実行する曜日を設定出来ます。 |
5 | 実行日 | 実行条件が「月次」の時、スケジュールを実行する日付を設定出来ます。 |
6 | 開始時刻 | スケジュールの実行を開始する時刻を決定します。 |
7 | 開始日 | スケジュールの実行を開始する日付を決定します。 |
8 | 実行に失敗した場合 | 何らかの理由でスケジュールの実行自体がされなかった場合に、実行可能となった契機で実行するか、実行しないままとするか、設定出来ます。 |
9 | 異常終了した場合 | スケジュールの実行が異常終了した場合に、スケジュールを再実行するかどうかを設定出来ます。 |
10 | 再実行間隔 | 異常終了した場合に「再実行する」時、再実行する間隔を設定出来ます。 |
11 | 再実行最大数 | 異常終了した場合に「再実行する」時、再実行する最大数を設定出来ます。 |
アカウント設定
登録したターゲットのアカウント情報を同期しiDoperationでの管理を行う場合、アカウント情報の同期後に貸出対象やパスワード変更対象などの、iDoperation側で用意されている設定を行う必要があります。
そのため、事前に管理を行うアカウントについてどのような設定とするかを決定しておく必要があります。
iDoperation側で用意されているアカウント設定は以下の通りです。
No | 設定項目 | 概要 |
1 | 操作対象 | iDoperationからターゲットに対しての変更操作(主にパスワード変更)を許可するかを設定します。 |
2 | ワークフロー貸出対象 | ワークフローでの申請時に貸出アカウントの選択対象とするかを設定します。 |
3 | 実パスワード貸出対象 | ワークフローでの申請時に「パスワード貸出」の貸出対象とするかを設定します。 |
4 | 同時貸出対象 | ワークフローでの貸出において、他の申請と利用時間が重複する場合に利用可能とするかを設定します。 |
5 | 特権IDの利用点検対象 | 「特権IDの利用点検レポート」「アクセス履歴レポート」の点検対象のアカウントを対象に設定します。 |
6 | パスワード変更対象 | iDoperationからのパスワード変更を許可するかを設定します。 |
7 | パスワード変更 | パスワード変更対象(No.6)を「対象とする」とした場合、更にワークフローで「パスワード貸出」を行った場合のパスワード変更を許可するかを設定します。 |