Windows版 32ビット版SCエージェントから64ビット版SCエージェントへのアップデート手順

本マニュアルでは、Windows版32ビット版SCエージェント（Version1.4以前）から、64ビット版SCエージェント（Version 1.5以降）へアップデートする手順について説明しています。
32ビット版SCエージェントのサポートは2026年9月30日に終了します。 バージョンの確認方法は、Windows 11ではWindows設定の「アプリ」の「インストールされているアプリ」にある「iDoperation SC Agent」欄に表示されます。

アップデート手順は以下の2通りがあります。

・現在の設定を引き継ぐアップデート手順
・新規インストールとして実施するアップデート手順

現在の設定を引き継ぐアップデート手順 

この手順では、旧SCエージェントの設定ファイル（vislc.ini）の内容を新SCエージェントのインストール時に引き継ぎます。 

※ただし、一部の設定については引き継がれないので、インストール時に再指定してください。
引き継がれない設定は「作業フォルダ（作成中の動画ファイルなどが一時的に格納される）」です。

１．設定ファイルの退避
SCエージェントのインストールフォルダ内にある設定ファイル「vislc.ini」を別のフォルダにコピーします。
デフォルトパス：
C:\Program Files (x86)\iDoperation SC\vislc.ini 

２．SCエージェントのアンインストール
『エージェントのアンインストール』を参照して、SCエージェントをアンインストールします。 

３．64ビット版SCエージェントのダウンロードと解凍
Web Consoleにログインし、右上のユーザ名をクリックしプルダウンにある「ダウンロード」ボタンから最新版のSCエージェントインストーラをダウンロードし、zipファイルを解凍します。 

４．設定ファイル名の変更と上書き 
退避した設定ファイル名を「vislc.ini」から「setup.ini」に変更し、解凍したインストーラフォルダ内の「setup.ini」に上書きします。 

５．64ビット版 SCエージェントのインストール 
『Windowsへのインストール』を参照してインストールを行います。

新規インストールとして実施するアップデート手順

１．Version 1.4以前のSCエージェントのアンインストール
『エージェントのアンインストール』を参照してアンインストールします。 

２．最新版SCエージェントのダウンロードと解凍
Web Consoleにログインし、右上のユーザ名をクリックしプルダウンにある「ダウンロード」ボタンから 最新版のSCエージェントインストーラをダウンロードし、zipファイルを解凍します。 

３．最新版SCエージェントのインストール
『Windowsへのインストール』を参照してインストールします。

新規インストールとして実施する手順の注意事項

１． Web Console上の表示について
アップデート後、同一PCであっても、新旧のSCエージェントが別々に表示されます。 

２．ログ管理について
画面録画や操作ログの確認は、新旧それぞれのSCエージェントに対して個別に行います。
操作ログ集計は、新旧それぞれのSCエージェントごとに実施されます。 

３． グループ管理について
SCエージェント管理について、グループ設定を自動振り分けではなく手動でグループ設定している場合は再設定が必要です。

注意事項

・64ビット版SCエージェントへ「高度なインストール」での実施方法は 『サイレントアップデート』『ActiveDirectoryからの一括アップデート』を参照してください。