エージェント記録設定について

    エージェント記録設定について


    記事の要約

    エージェント記録設定の設定項目と設定変更時の注意点は以下の通りです。

    エージェント記録設定の設定項目一覧

    No

    項目

    内容

    1

    記録

    画面操作記録やテキストの操作ログを記録するか設定します。
    ※記録しない場合は、透かし機能、自撮り機能も動作しません。

    2

    画質

    画質を設定します。
    画質を上げるほど、録画画面は鮮明になりますが、画面操作記録の容量が増えます。

    3

    フレームレート

    動画のフレームレートを設定します。
    フレームレートの数値が大きいほど、なめらかな画面操作記録になりますが、CPU負荷と画面操作記録の容量が大きくなります。
    ※インストールする端末のディスプレイの解像度が高い(4K、マルチディスプレイ)場合、フレームレートを10にするのは端末の負荷が高くなるため非推奨です。

    4

    操作ログの記録

    操作ログを記録するか設定します。
    「記録する」にすると、「キー入力」「ウィンドウ名」「プロセス」「USB抜き差し」「自撮り」の記録する/しないを選択できるようになります。
    ※「自撮り」を選択するには、「自撮り機能」も有効にする必要があります。
    ※Mac版は操作ログの記録に対応していません。そのため、「記録する」にしても記録されません。

    5

    キー入力

    キー入力の操作ログを記録するか設定します。

    6

    ウィンドウ名

    ウィンドウ名の操作ログを記録するか設定します。

    7

    プロセス

    プロセスの操作ログを記録するか設定します。

    8

    USB抜き差し

    USB抜き差しの操作ログを記録するか設定します。

    9

    自撮り

    自撮り機能の人数と状態を操作ログに記録します。
    この機能を使用する場合「操作ログの記録」を「記録する」に設定し、「自撮り機能」を「有効にする」に設定が必要です。
    操作ログ集計で在席人数をチェックする場合、この記録が必要です。

    10

    ステルスモード

    録画していることを気づかれにくくする場合は、ステルスモードにします。
    ステルスモードにするとタスクトレイの録画中のアイコンや抑止メッセージ等の警告ポップアップ画面が表示されなくなります。
    ※macOS 15でSCエージェントを利用している場合は利用できません。ステルスモードを有効にしても、メニューバーの画面共有ピッカーのアイコンが表示非表示を繰り返し、クリックするとSCエージェントのアイコンが表示されます。

    11

    抑止メッセージの表示

    ログイン時に不正操作を抑止するためのメッセージを表示する場合に、「表示する」を選択します。「表示する」を選択した場合は、表示するメッセージを入力します。
    英語版WindowsでSCエージェントを利用している場合、英語で設定してください。
    日本語を設定した場合は文字化けします。
    ※ステルスモードの場合、表示するに設定しても抑止メッセージは表示されません。

    12

    録画対象ユーザ

    録画対象ユーザを絞りこみたい場合は、「録画対象ユーザを絞り込む」を選択します。
    その場合は、「対象ユーザを指定する」もしくは「除外ユーザを指定する」の少なくとも一つにチェックを入れ、ユーザを指定します。
    ユーザの指定は正規表現で指定してください。
    英語版WindowsでSCエージェントを利用している場合、英語で設定してください。
    日本語を設定した場合は文字化けします。
    ※対象ユーザの正規表現と除外ユーザの正規表現両方に一致するユーザは、除外が優先され録画されません。
    ※録画対象外のユーザは、操作ログの記録、透かし機能、自撮り機能も動作しません。

    13

    録画対象とするディスプレイ

    マルチディスプレイ利用時に録画対象とするディスプレイを選択します。
    アクティブなウィンドウが表示されているディスプレイを録画対象にすると、画面操作記録の容量を1ディスプレイ分に抑えることができます。ただし、アクティブなウィンドウが複数のディスプレイをまたいでいる場合は、ウィンドウの表示面積が最も大きいディスプレイのみを録画対象とするため、操作部分が録画されない可能性があります。

    ※すべてのディスプレイを録画対象にしても、録画可能な画面サイズの上限(4096×2160)を超える場合はメインディスプレイのみ録画されます。1つのディスプレイで上限を超える場合は、左上から4096×2160の画面のみを録画します。
    ※Mac版は常にすべてのディスプレイが録画対象になります。

    14

    録画対象レイヤ

    通常は、「メインレイヤのみ」を選択します。
    レイヤードウィンドウ(通常のアプリケーションを表示するレイヤとは異なるレイヤ)に表示されるアプリケーションの画面を録画する場合は、「すべてのレイヤを録画する」を選択します。

    「すべてのレイヤを録画する」の設定にした場合は、録画している端末で以下の事象が発生する場合があります。

    • マウスカーソルがちらつく
    • リモートデスクトップで接続時に、マウスの動作が不安定になる

    ※Windows版のみ設定が反映されます。

    15

    透かし機能

    画面全体に透かしを表示し、画面撮影による情報持ち出しを抑制する機能を有効にするか選択します。
    ※Mac版は透かし機能に対応していません。

    16

    透かしの文字の色

    透かしの文字の色を指定します。
    白に近い色(RGB値の全てが246以上の色)は指定できません。

    17

    透かしの文字の濃さ

    透かしの文字の濃さを1~100%で入力します。
    数値を大きくすると文字が濃くなります。
    数値を小さくすると文字が薄くなります。

    18

    透かしの表示間隔

    透かしの表示間隔を0~500pxで入力します。
    数値を小さくすると透かしの上下の間隔が狭くなります。
    数値を大きくすると広くなります。

    19

    透かしの1行目のメッセージ

    透かしの1行目のメッセージを64文字以内で設定します。
    メッセージは記号の置き換えが可能です。
    英語版WindowsでSCエージェントを利用している場合、英語で設定してください。
    日本語を設定した場合は文字化けします。

    20

    透かしの1行目の文字サイズ

    透かしに表示する1行目の文字サイズを8~60pxで入力します。

    21

    透かしの2行目のメッセージ

    透かしの2行目のメッセージを64文字以内で設定します。
    メッセージは記号の置き換えが可能です。
    英語版WindowsでSCエージェントを利用している場合、英語で設定してください。
    日本語を設定した場合は文字化けします。

    22

    透かしの2行目の文字サイズ

    透かしに表示する2行目の文字サイズを8~60pxで入力します。

    23

    自撮り機能

    PCのカメラの映像を画面上に表示することで、操作している人の映像を含めて録画する機能を有効にするか選択します。
    ※Windows Server、Macは自撮り機能に対応していません。

    24

    最小人数の警告表示(未満)

    設定した人数未満の状態を検出した時に自撮り画面上に警告を表示します。

    25

    最大人数の警告表示(以上)

    設定した人数以上の状態を検出した時に自撮り画面上に警告を表示します。

    透かしのメッセージで置き換えられる記号について

    透かしのメッセージは以下の記号が置き換わります。

    No

    記号

    置き換わる内容

    1

    {logonDate}

    ログオンした日付

    2

    {logonName}

    ログオンユーザ名、ドメインorホスト名\ログオンユーザ名の形式

    3

    {hostName}

    ホスト名

    4

    {agentID}

    エージェント固有のID

    エージェント記録設定変更時の注意点

    No

    注意事項

    1

    エージェント記録設定は、約1~2分程度でエージェント側に反映されます。
    エージェントとWeb Consoleが通信できない状態の場合は、通信ができるようになってから反映されます。

    2

    エージェント側に反映された設定は、反映後にログオンしたユーザの録画から適用されます。
    反映した時に、既にログオン済みで録画中の場合は適用されず、反映前の設定のまま動作します。

    3

    英語版WindowsでSCエージェントを利用している場合、抑止メッセージ等の文字を入力して設定する項目は英語で設定してください。
    日本語を設定した場合は文字化けして反映されます。文字化けすると、Web ConsoleとSCエージェントの端末で設定が一致せず、Web Consoleのエージェント管理画面の設定状況は「未反映」のままとなります。