操作ログを集計する

    操作ログを集計する


    記事の要約

    操作ログを集計する

    画面操作記録および操作ログから取得したデータを集計し、可視化することで、勤務実態の把握をサポートする操作ログ集計機能を操作する方法について説明します。

    操作手順

    1. 操作メニューから「操作ログ集計」を選択します。

    2. 期間の項目で集計する月を指定します。

    3. 集計する対象のグループを選択します。

    4. 集計する項目を選択します。

    5. 表示ボタンをクリックします。

    操作ログ集計画面のその他の操作

    • 集計結果のダウンロード
      集計結果右上の「ダウンロード」をクリックすると、集計結果をCSVファイルでダウンロードできます。

    操作時の注意事項

    No

    注意事項

    1

    100件以上のグループを選択した場合、集計機能が正常に動作しない場合があります。

    2

    集計結果のダウンロードはデータサイズが大きい場合や同時に複数処理を行うと、ダウンロードまで時間がかかります。
    Microsoft Edgeでデータサイズが大きい操作ログをダウンロードする際、途中で読み込み中アイコンが停止する場合があります。タブのタイトルが「XXXからの応答を待っています」と出ている場合は、ダウンロードの処理中です。他のページに移動するとダウンロードができません。

    3

    操作ログ集計の内容がブラウザの幅に収まらない場合、スクロールバーが表示され、横スクロールできるようになります。
    ただし、Macの初期設定では、スクロールバーが表示されません。
    表示させるには、Macの「システム設定」から「一般」を開き、「スクロールバーの表示」を「常に表示」にしてください。

    操作ログ集計項目

    操作ログ集計機能では、画面操作記録および操作ログから取得したデータを元に下記の項目を集計することができます。
    エージェントで記録している端末のログオンユーザ毎に集計されます。

    No

    項目

    説明

    1

    勤務時間

    画面操作記録のデータから集計した勤務時間です。
    1日(0:00:00~23:59:59)の中で一番最初に録画された時間を勤務開始、最後に録画された時間を勤務終了として勤務時間を集計し、指定した月の合計時間を表示します。

    2

    操作あり時間

    勤務時間の内、操作があった時間です。
    勤務時間内で再生画面のシークバーが操作あり(橙色)の時間を集計し、指定した月の合計時間を表示します。

    3

    操作なし時間

    勤務時間の内、操作がなかった時間です。
    勤務時間内で再生画面のシークバーが操作なし(白色)と記録なし(灰色)の時間を集計し、指定した月の合計時間を表示します。

    4

    深夜早朝時間

    勤務時間の内、深夜早朝の時間帯に操作があった時間です。
    勤務時間内かつ深夜早朝の時間帯で、再生画面のシークバーが操作あり(橙色)と操作なし(白色)の時間を集計し、指定した月の合計時間を表示します。

    5

    離席時間

    勤務時間の内、離席している時間です。
    勤務時間内で自撮り機能で0人になっている時間と再生画面のシークバーで記録なし(灰色)の時間を集計し、指定した月の合計時間を表示します。
    ※自撮り機能で0人になっている時間は、「自撮り機能」と「操作ログ」の「自撮り」が有効でない場合は離席時間に含まれません。

    6

    アプリ起動数

    1時間あたりのアプリ起動の平均値です。
    操作あり1時間あたりのアプリ起動数を集計し、指定した月の平均値を表示します。
    ※エージェント記録設定で「操作ログ」の「プロセス」が有効でない場合は0になります。

    7

    キー入力数

    1時間あたりのキー入力の平均値です。
    操作あり1時間あたりのキー入力数を集計し、指定した月の平均値を表示します。
    ※エージェント記録設定で「操作ログ」の「キー入力」が有効でない場合は0になります。

    スコアについて

    スコアは端末での作業量を数値化したものになります。選択されたグループ内で端末の作業量が多いユーザほど数値が多く、作業量が少ないユーザほど数値が小さくなります。
    スコアは選択された集計項目で算出されます。選択されていない集計項目はスコア算出のデータに含めません。
    各集計項目は下記表の値を元に、選択されたグループ内の偏差値としてスコアを算出します。1日単位で集計項目の平均スコアを算出し、さらに選択された月の平均が最終的なスコアになります。勤務時間が無い日付は、スコア計算には使われません。

    No

    項目

    説明

    1

    勤務時間

    1日の合計時間を元に算出します。合計時間が多いほどスコアが高くなります。

    2

    操作あり時間

    1日の合計時間を元に算出します。合計時間が多いほどスコアが高くなります。

    3

    操作なし時間

    勤務時間1時間あたりの平均値を元に算出します。平均値が低いほどスコアが高くなります。

    4

    深夜早朝時間

    1日の合計時間を元に算出します。合計時間が多いほどスコアが高くなります。

    5

    離席時間

    勤務時間1時間あたりの平均値を元に算出します。平均値が低いほどスコアが高くなります。

    6

    アプリ起動数

    操作あり1時間あたりのアプリ起動の平均値を元に算出します。平均値が高いほどスコアが高くなります。
    操作ありの時間が0の場合、アプリ起動数の平均値は0として計算されます。

    7

    キー入力数

    操作あり1時間あたりのキー入力数の平均値を元に算出します。平均値が高いほどスコアが高くなります。
    操作ありの時間が0の場合、キー入力数の平均値は0として計算されます。

    集計項目・スコア算出の注意点

    No

    注意事項

    1

    操作ログ集計は、出勤時に端末にログインし、退勤時にログアウトする端末を対象にしてください。
    24時間、常にログインしたままにしている端末など就業中以外もログインのままにしている端末の場合、正常な集計データを得られません。

    2

    エージェント記録設定で「録画するアプリケーション」を設定し、特定のアプリケーションが起動している時しか録画されていない場合、正常な集計データを得られません。
    操作ログ集計の対象にする場合は、「録画するアプリケーション」は有効にしないでください。

    3

    下記の場合は同じ端末の同じユーザの複数データを二重にカウントするため、正常な集計データを得られません。

    • Windows Serverなどで、同じアカウントで複数同時にログインしている場合
    • プロビジョニングにより、仮想デスクトップを同一の端末として設定している場合

    4

    No.1~No.3の注意事項により、正常な集計データを得られない端末が集計するグループに含まれる場合、それ以外のユーザのスコアにも影響を及ぼし、スコアの数値が実際の作業量と乖離する場合があります。
    そのため、正常な集計データを得られない端末は操作ログ集計のグループに含めないでください。
    例)正常な集計データを得られない端末で極端に長い勤務時間のデータ(毎日24時間勤務しているデータなど)があった場合、普通に勤務しているユーザのスコアが低くなってしまうなど

    5

    スマート再生について』の制約事項により、操作ありが正常に記録されない端末の場合、操作あり時間と操作なし時間が正常に集計できません。また、その影響でキー入力数とアプリ起動数も正常に集計されません(数値が跳ね上がります)。

    6

    アプリ起動数は、ユーザが操作せずに起動するアプリもカウントします。
    そのため、ユーザが操作せずに起動するアプリで大量の起動があった場合、アプリ起動数の数値が跳ね上がる可能性があります。
    これは端末のログイン中の時間(ロックしている時間も含む)に対してユーザの操作あり時間が少ない(8時間ログインしていて20分しか操作していないなど)場合、特に顕著になります。

    7

    No.5~No.6の注意事項により、正常に集計できない項目がある場合、それ以外のユーザのスコアにも影響を及ぼし、スコアの数値が実際の作業量と乖離する場合があります。
    そのため、正常に集計できない項目がある端末は操作ログ集計のグループに含めないか、集計項目から正常に集計できない項目を除外してください。

    8

    下記の集計項目は、操作ログ集計以外の機能を有効にしないと0になります。有効にしない場合は、集計項目から除外してください。

    • キー入力数:エージェント記録設定で「操作ログ」の「キー入力」を有効にする必要があります。
    • アプリ起動数:エージェント記録設定で「操作ログ」の「プロセス」を有効にする必要があります。

    また、離席時間に端末をロック/ログアウトしないまま席を離れた時間(自撮り機能で0人になっている時間)を含める場合、エージェント記録設定で「自撮り機能」と「操作ログ」の「自撮り」を有効にする必要があります。無効の場合は、再生画面のシークバーで記録なし(灰色)の時間のみで集計されます。
    ※macOSでは操作ログ機能と自撮り機能はありません。

    9

    下記のような勤務条件が同じユーザのエージェントをグループ化して、集計することを推奨します。
    集計するグループ内で条件が異なる場合、スコアの数値が有用なものにならない場合があります。

    • 勤務日数(例:週5勤務と週3勤務など)
    • 1日で規定されている勤務時間(例:フルタイム勤務と短時間勤務など)
    • 勤務曜日(例:月~金勤務とシフト勤務)

    10

    システム設定で操作ログ集計を有効にしている間のみ集計をします。無効になっていた期間は集計されません。
    そのため、運用途中で操作ログ集計を有効にしても、有効にする前の期間の集計結果を閲覧することはできません。