- 印刷する
プロビジョニング対応
- 印刷する
プロビジョニング方式の確認
プロビジョニングには、Windows版のSCエージェントのみ対応しています。
SCエージェントの設定を行う前に、VDIで使用するプロビジョニングの方法について下記のどちらで実施しているか確認します。
毎回仮想デスクトップを作成する時
上記の場合に、仮想デスクトップを別の端末として扱う場合、iDoperation SCでは仮想デスクトップが作成されるたびに端末が増えてしまいます。
そのため、同一のマスタイメージから作成した仮想デスクトップは、同一の端末であるように設定を行います。
この場合のマスタイメージの作成方法は、『仮想デスクトップを同一の端末として設定する』を参照してください。
固定の仮想デスクトップを配布する時
上記の場合は、仮想デスクトップの再作成を行わないため、各仮想デスクトップを別の端末として扱う事ができます。
そのため、iDoperation SCでは、上記の仮想デスクトップを別の端末として扱うように設定を行います。
この場合のマスタイメージの作成方法は、『仮想デスクトップを別の端末として設定する』を参照してください。
仮想デスクトップを同一の端末として設定する
マスタイメージから作成された仮想デスクトップ環境を、同一の端末として設定を行う場合の手順は、下記の通りです。
- マスタイメージのOSにSCエージェントをインストールする
詳細は『Windowsへのインストール』を参照してください。 - マスタイメージのOSをシャットダウンする
- プロビジョニングを行う
上記では、SCエージェントをインストール完了した時点で、端末を判別するためのエージェントIDが発行されます。
そのため、このマスタイメージをコピーした仮想デスクトップは、同一の端末として扱われます。
通常通りインストールを実施します。インストール後に、プロビジョニング用の設定は必要ありません。
仮想デスクトップを別の端末として設定する
マスタイメージから作成された仮想デスクトップ環境を、別の端末として設定を行う場合の手順は、下記の通りです。
- マスタイメージのOSにSCエージェントをインストールする
詳細は『Windowsへのインストール』を参照してください。 - SCエージェントを停止する
詳細は『SCエージェントの停止』を参照してください。 - エージェントIDを削除する
詳細は後述する『エージェントIDの削除方法』を参照してください。 - マスタイメージのOSをシャットダウンする
- プロビジョニングを行う
上記では、インストール後に一度SCエージェントを停止し、エージェントIDを削除する手順が必要になります。
エージェントIDを削除する事により、このマスタイメージを元に作成された仮想デスクトップ環境は、新規にエージェントIDを作成します。
エージェントIDの削除方法
ここでは、SCエージェントに割り振られたエージェントIDの削除方法について説明します。
SCエージェントの動作を変更する場合は、SCエージェントをインストールしたフォルダの直下にある<vislc.ini>を修正します。
デフォルトの設定でインストールした場合は、下記の場所にあります。
C:\Program Files (x86)\iDoperation SC\vislc.ini
設定ファイル<vislc.ini>は、下記の規則で記載されています。
変更箇所 | 設定項目 =値 |
上記の「値」の箇所を変更する事で、動作の変更が行えます。
設定ファイルを変更する時は、事前にバックアップを取り、いつでも戻せるようにしてから、作業を行ってください。
エージェントIDを削除するには、下記の値を削除します。
変更箇所 | AgentId =文字列 |
デフォルト値 | 自動割り振り |
設定方法 | 上記の「文字列」を削除します。 |
変更前の例
; エージェントID |
変更後の例
; エージェントID |
SCエージェントがインストールされているOSを再起動した場合、エージェントIDが空の時は再度エージェントIDが発行されてしまいます。
そのため、エージェントID削除後はマスタイメージのOSを起動しないようにしてください。
もしマスタイメージのOSを起動する場合は、もう一度SCエージェントの停止とエージェントIDの削除を実施してください。