録画の注意事項

    録画の注意事項


    記事の要約

    大画面での録画について

    録画可能な画面サイズの上限は、4096×2160になります。この画面サイズを超える場合、録画は下記のように行われます。

    No

    項目

    録画内容

    1

    シングルディスプレイの場合

    左上から4096×2160の画面のみを録画します。

    2

    マルチディスプレイの場合

    マルチディスプレイの録画について』参照

    マルチディスプレイの録画について

    SCエージェントの記録設定で、録画対象のディスプレイを「全てのディスプレイ」か「アクティブなウィンドウが表示されているディスプレイ」から選択することができます。

    • 「全てのディスプレイ」の場合
      複数の画面を1つの画面として録画します。
      マルチディスプレイを縦でも横でもなく、斜めに設定している場合、余白となる部分も画面として扱います。結果的に大画面での録画となるので注意してください。

      マルチディスプレイの合計画面サイズが4096×2160を超える場合は、メインディスプレイのみを録画します。メインディスプレイのみで4096×2160を超える場合は、メインディスプレイの左上から4096×2160の画面のみを録画します。
    ディスプレイを斜めに配置した設定画面 ディスプレイを斜めに配置した時の録画画面 

     

    • 「アクティブなウィンドウが表示されているディスプレイ」の場合
      アクティブなウィンドウがあるディスプレイが録画対象になります。
      アクティブなウィンドウが複数のディスプレイにまたがって表示されている場合は、アクティブなウィンドウを表示している面積が多いディスプレイを録画対象とします。
      アクティブなウィンドウが無い時は、通常メインディスプレイを録画対象とします。ただし、他のデスクトップがアクティブな場合などに、メインディスプレイ以外が録画対象となる場合があります。

      録画対象のディスプレイが4096×2160を超える場合は、録画対象のディスプレイの左上から4096×2160の画面のみを録画します。

    録画対象の画面レイヤについて(Windows)

    レイヤードウィンドウ※に表示されるアプリケーションは、デフォルト設定で録画されません。
    ※通常のアプリケーションを表示するレイヤとは異なるレイヤで、一部のアプリケーションがこのレイヤで動作します。

    SCエージェントの設定で「すべてのレイヤを録画する」にした場合は、レイヤードウィンドウのアプリケーションも録画されますが、以下の事象が発生する場合があります。

    • マウスカーソルがちらつく
    • リモートデスクトップで接続時に、マウスの動作が不安定になる

    録画されない画面について

    SCエージェントは、ログオンしたユーザの操作画面を録画の対象としています。
    下記の画面については、録画されません。

    • 「Ctrl+Alt+Delete」を押した画面(Windows)
      下記の画面例のように「Ctrl+Alt+Delete」を押した画面は録画されません。

    • ロック画面
      ロック画面は録画されません。

    • ログオン開始中画面
      「ログオンしています」のようなメッセージが表示される、ログオン開始中の画面は録画されません。

    • リモートデスクトップ時の最小化画面(Windows)
      録画している端末にリモートデスクトップで接続した場合、リモートデスクトップのウィンドウを最小化している間は録画されません。

    • スクリーンセーバーの自動ロック時画面
      SCエージェントはスクリーンセーバー起動時に、その画面が録画可能である場合は録画を行います。
      ただし、スクリーンセーバーのオプションで「再開時にログオン画面に戻る」が設定されている場合は、ロック状態として判断し録画を行いません。
      動画容量削減のため、スクリーンセーバーのオプションは「再開時にログオン画面に戻る」を設定する事を推奨します。

    • ユーザアクセス制御画面(Windows)
      ユーザアクセス制御の画面は録画されません。

    • 画面表示がない状態
      下記の様に画面表示がない状態は録画されません。
      ・スリープ中
      ・リモートデスクトップをログアウトせずに閉じた状態(Windows)
      ・別ユーザに切替をした状態(切替後のユーザが録画され、切替前のユーザは録画されません)

    Web Consoleに操作記録を送信できない場合の注意点

    ネットワーク障害などで操作記録動画と操作ログのデータをSCエージェントからWeb Consoleに送信できない場合、SCエージェント側にデータを蓄積し、復旧後に順次送信します。
    この場合、下記の注意事項があります。

    No

    注意事項

    1

    送信できずSCエージェント側に蓄積されている間は、そのデータを閲覧することはできません。復旧後に送信され、閲覧できるようになります。

    2

    SCエージェント側に蓄積されている間は、その分SCエージェント側のハードディスク容量を消費します。SCエージェント側のハードディスクの空き容量がなくなった場合は、録画されません。

    録画のその他の注意点

    No

    項目

    内容

    1

    時間補正による影響

    SCエージェントの録画中にSCエージェントをインストールしたコンピュータの時間が時間補正などにより過去の時間に戻った場合、既に録画が行われた日時で再度録画され、同一の日時で複数の画面操作記録が存在する時間帯が発生する場合があります。
    複数の画面操作記録が存在する時間帯の再生では、下記の問題が発生する場合があります。

    • 該当の日時でシークバー、時間スキップなどによる移動が正常に動作しない。
    • 該当の日時で重複した動画が繰り返し再生され、重複した動画がすべて再生後にそのあとの時間が再生される。

    2

    抑止メッセージの表示について

    OSログオン後に、「このコンピュータでの操作は記録されています。」などのメッセージを表示し、利用者に記録していることを意識させて抑止効果を得ることができる「抑止メッセージ」機能があります。
    新規に作成したユーザの初回ログイン時やログイン時の負荷が高い端末で、抑止メッセージの文字が大きく表示され、メッセージが途切れる場合があります。

    3

    ユーザ名の制約

    SCエージェントは、以下の文字を使用している、OSユーザ名の画面操作記録を録画することが出来ません。

    • Shift-JIS以外の文字(Shift- JISはIMEパッドの文字カテゴリ「シフトJIS」で確認できます)
    • 半角の「#」