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操作ログ記録機能の注意点
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iDoperation SCは動画による画面操作記録に加え、ユーザ操作をテキスト形式の操作ログでも記録することができます。本機能を利用する場合の注意事項は以下の通りです。
SCエージェントで記録できる操作ログについて
SCエージェントで記録できる操作ログは下記の内容です。
No | 種別 | 内容 | 説明 |
1 | Key Entry | キー入力 | 入力されたキー情報です。 |
2 | Window Shown | ウィンドウ表示 | ウィンドウを開いた時に記録されます。 |
3 | Window Name Changed | ウィンドウ名変更 | ウィンドウ名が変更された時に記録されます。 |
4 | Window Activated | ウィンドウアクティブ | ウィンドウがアクティブになった時に記録されます。 |
5 | Process Detected | プロセス検出 | 起動したプロセスが記録されます。 |
6 | Process Stopped | プロセス停止 | 停止したプロセスが記録されます。 |
7 | USB Insertion | USB挿入 | USBデバイスを挿入した時の情報が記録されます。 |
8 | USB Extraction | USB取り外し | USBデバイスを取り外した時の情報が記録されます。 |
9 | Selfie Number | 自撮りで検知した人数 | 自撮りで検知した人数が記録されます。 |
10 | Selfie Status | 自撮りの状態 | 自撮りの状態が記録されます。 |
ウィンドウ関連の操作ログについて
ウィンドウ関連の操作ログの注意事項は以下です。
No | 説明 |
1 | ウィンドウ関連の操作ログは、対象のアプリケーションの動作により記録されない場合や一度の操作で複数記録される場合があります。 |
2 | キー入力の操作ログでは、ウィンドウ関連の操作ログを有効にしている時に、キー入力したウィンドウ名も一緒に取得されます。 |
3 | デスクトップなどウィンドウとして表示されない場合も、操作ログとして記録される場合があります。 |
一部アプリケーションのウィンドウ関連の操作ログについて
一部のアプリケーションで、ウィンドウ関連の操作ログ(ウィンドウ表示/ウィンドウ名変更/ウィンドウアクティブ)は記録されません。
現在確認できているアプリケーションは、以下の通りです。
アプリケーション名 | 対象OS |
Microsoft Store アプリ | Windows 10 以降、Windows Server 2016 以降 |
キー入力の操作ログについて
日本語キーボードでキー入力した場合でも、入力したキーボードのキーがそのまま記録されます。
ローマ字入力で「いろはに」と入力した場合の記録は「irohani」となります。
カナ入力の場合は「e\fi」となります。
また、パスワード入力など入力した文字が隠される(マスクされる)場合でも、入力したキーボードのキーがそのまま記録されます。
※Caps Lockキー、Shiftキーが押されている状態では、その状態での英大文字もしくは英小文字で記録されます。
キー入力の記録される単位について
キー入力の操作ログは、下記の操作により別の記録となります。
- 「Enter」キーを押す
- 操作中のウィンドウが切り替わる(ウィンドウ関連の操作ログ記録時のみ)
例1:ローマ字入力で「いろはに」「Enter」「ほへと」「Enter」と入力した場合
操作ログの順番 | 操作ログの内容 |
1 | irohani「Enter」 |
2 | hoheto「Enter」 |
例2:ローマ字入力で「いろはに」と入力してから、別のウィンドウで「ほへと」と入力した場合
操作ログの順番 | 操作ログの内容 |
1 | irohani |
2 | hoheto |
キー入力が記録されないアプリケーションについて
キー入力を正常に記録できないアプリケーションがあります。
現在確認できているアプリケーションは、以下の通りです。
No | アプリケーション名 | 備考 |
1 | リモートデスクトップ | 「ローカルリソース」-「キーボード」の設定により、動作が変わります。
|
2 | Fleet Manager | AWSのFleet Manager経由でログインすると、ほとんどのキー入力が[VK PACKET]で記録されます。 |
USB挿入/USB取り外しの操作ログについて
1つのUSB機器を挿入/取り外しした時に、複数のログが記録される場合があります。
これは、Windowsが1つのUSB挿入/取り外しに対し複数のデバイスを登録するためです。
例:フラッシュメモリのUSB挿入
deviceName="USB 大容量記憶装置" |
USB挿入/USB取り外しの操作ログの注意点
USB挿入/USB取り外しの操作ログは、下記の注意事項があります。
No | 注意事項 |
1 | USB挿入/USB取り外しが行われた時にログオンしているすべてのユーザで記録されます。 |
2 | USBが挿入された状態でUSBを新規に挿入した時に、先に挿入されているUSBのログも記録される場合があります。 |
3 | ISOのマウント/アンマウント及び新規ドライブの追加/削除となる場合に、USB挿入/USB取り外しとして記録される場合があります。 |
4 | 仮想環境のマシンでUSBのデバイスをマウント/アンマウントした場合は、記録されない場合があります。 |
5 | スマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスをデータ通信しない設定でUSB接続した時や、充電のみでデータ通信できないUSBで接続したときは記録されません。 |
操作ログの記録のその他の注意点
操作ログの記録には、下記の注意事項があります。
No | 項目 | 内容 |
1 | 他製品の競合 | 他製品で操作ログを取得している端末でSCエージェントの操作ログ取得の機能を有効にした場合、機能が競合する可能性があります。 |
2 | キー入力 | SCエージェントで録画中の端末に、その端末のキーボード配列と異なる端末からリモートデスクトップで接続し、半角記号を入力した時、キー入力の操作ログが異なる記号で記録される場合があります。 |
3 | Mac版について | Mac版SCエージェントは、操作ログの記録には対応していません。 |
4 | 送信可能な操作ログの件数について | 端末やネットワーク速度にもよりますが、SCエージェントが送信できる操作ログの件数の目安は1分間に1万件です。 |
5 | 操作ログの出力制限 | 大量の操作ログが記録されデータベースやネットワークの負荷が高くなるのを軽減するため、下記の操作ログは大量の操作があっても1秒間でそれぞれ最大10件しか記録されません。
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