サイレントインストール

    サイレントインストール


    記事の要約

    SCエージェントは、MSIファイルを使ったサイレントインストールが可能です。
    サイレントインストールは、事前にインストールの設定をしておくことで、少ない手順でSCエージェントをインストールすることができます。
    ※Macにインストールする場合は、ここに記載されている方法ではできません。

    サイレントインストールの実施準備

    サイレントインストールをする場合は、実施前にインストールの設定をしておく必要があります。ここではその手順について説明します。

    1. サイレントインストーラをダウンロードします。
      Web Consoleにアクセスし、ユーザメニューのダウンロードから「Windows MSI」をダウンロードします。

      注意事項
      ・SCエージェントはインストーラをダウンロードしたWeb Consoleに情報を送信します。複数Web Consoleがある場合は、記録したデータを送信するWeb Consoleでインストーラをダウンロードしてください。
      ・ダウンロードしたインストーラにはWeb Consoleライセンスの有効期限の情報が含まれています。過去にダウンロードしたインストーラがあっても有効期限が切れている可能性があるので、インストール前に再度ダウンロードすることを推奨します。
    2. インストーラのzipファイルを展開し、必要に応じて展開されたフォルダ内にあるインストーラの設定ファイル「setup.ini」を編集します。デフォルトの設定でインストールする場合、本手順は不要です。

      設定項目は下記の形式で設定ファイルに記載されています。「」の箇所を変更して保存してください。
      保存する際の文字コードは、Shift-JISで保存してください。
      ※Windowsの「メモ帳」で編集する場合は「ANSI」で保存します。

    1.設定項目の形式

    1. 設定項目 =

    設定できる項目は以下の通りです。
    ※以下に記載している項目以外は変更しないでください。

    インストールフォルダ

    設定箇所

    InstallDir =

    デフォルト値

    空(システムデフォルト値でインストール)

    設定内容

    インストールを行うローカルドライブのフォルダを指定します。
    以下のシステムデフォルト値でインストールする場合は、値を空にします。

    C:\Program Files (x86)\iDoperation SC

    注意事項

    • ネットワークドライブは指定できません。
    • フォルダパスの最後に「\」は付けないでください。
    • フォルダパスに「#」は使えません。

    作業フォルダ

    設定箇所

    WorkDir =

    デフォルト値

    空(システムデフォルト値でインストール)

    設定内容

    作業フォルダに使用するローカルドライブのフォルダを指定します。
    以下のシステムデフォルト値でインストールする場合は、値を空にします。

    C:\ProgramData\iDoperation SC\agent

    注意事項

    • ネットワークドライブは指定できません。
    • 作業フォルダは、録画するユーザ全ての書き込み権限が必要になります。
    • フォルダパスの最後に「\」は付けないでください。
    • フォルダパスに「#」は使えません。

    プロキシサーバのホスト名/IPアドレス

    変更箇所

    ProxyHost =

    デフォルト値

    空(プロキシサーバを経由しない)

    設定内容

    SCエージェントからWeb Consoleの接続時にプロキシサーバを経由する必要がある場合に、プロキシサーバのホスト名、もしくはIPアドレスを指定します。
    プロキシサーバを経由する必要がない場合は、空を設定します。

    注意事項

    • ユーザ、パスワード認証があるプロキシサーバには対応していません。
    • ホスト名を指定する場合、そのホスト名からIPアドレスを取得できる必要があります。

    プロキシサーバのポート番号

    変更箇所

    ProxyPort =

    デフォルト値

    空(プロキシサーバを経由しない)

    設定方法

    SCエージェントからWeb Consoleの接続時にプロキシサーバを経由する必要がある場合に、プロキシサーバのポート番号を数値で指定します。

    サイレントインストールの実施

    1. サイレントインストールの実施準備』で準備したフォルダをインストールする端末に配置します。
      ※フォルダパスに括弧が含まない場所に配置してください。括弧がフォルダパスに含まれているとインストールに失敗します。

    2. <SC_SilentInstall.bat>を右クリックし、管理者権限で実行します。
      実行中は、コマンドプロンプトのウィンドウが開きます。

      インストールが完了すると、コマンドプロンプトのウィンドウが閉じます。
      インストール完了後、自動で録画が始まります。

    3. Web Consoleの記録設定をすぐに反映させる場合は、インストールの2分後以降にOSの再起動をします。すぐに反映させる必要がない場合は不要です。
      通常Web Consoleに設定されている記録設定で記録されますが、インストール直後(インストール時にWindowsにログオン済みのユーザ)は製品デフォルトの記録設定で記録されます。
      インストール後約1~2分程度でWeb Consoleの設定がSCエージェント側に反映され、それ以降にWindowsにログオンしたユーザがWeb Consoleの記録設定で記録されます。インストール後すぐにWeb Consoleの設定で記録させたい場合は、インストールの2分後(SCエージェント側に設定が反映された後)以降にOSの再起動が必要です。
      OSの再起動ができない場合は、インストールの2分後以降にWindowsから全ユーザを一度ログオフし、再ログオンしてください。

      エージェント側に Web Consoleの記録設定が反映されているかは、Web Consoleのエージェント管理の「設定状況」から確認することができます。
      エージェントとWeb Consoleが通信できない状態の場合は、通信ができるようになってからWeb Consoleの記録設定がエージェント側に反映されます。